看護師が家庭とを両立させる

看護師は専門の養成機関でたくさんの勉強をした上で取得できる資格で、取得後の生活をずっと支えていくことができるだろう。長い人生、資格を取ったときは20代前半だとして、その後、結婚したり女性ならば出産したり、いろいろと生活が変化していく中で看護師ならば多様な働き方が考えられる。医療の世界は日々進化している。できれば家庭を持って家事、育児が中心になるとしても、看護の世界との接点を持っていた方が、いざ本格的な復帰を目指したときにスムーズに仕事に就くことができるだろう。

看護師として働きながら家庭と両立する方法として思いつくのは、時短勤務や、パート勤務である。街中にあるクリニックなどで、午前だけ、午後だけといった短時間勤務の看護師が募集されているのをよく見かける。またクリニックなど医療現場ではなく、市役所、行政機関などでも看護師の力が必要とされている。仕事内容は、保健室などでの職員のサポートや、健康診断の実施である。健康診断の結果についての相談や、職員の体の悩み相談に応じることも仕事である。こういった相談業務は、コールセンターという形でも行われている。このような仕事は、夜勤がなくパート勤務での募集も多いので、家庭生活との両立がしやすいだろう。

もう少し家庭生活を充実させたいのであれば、訪問看護師という仕事もある。在宅で療養生活を送る障害者や高齢者を訪問し、服薬の管理や食事の介助をしたり、場合によっては医師の指示により点滴や注射などの医療行為も行うこともある。責任の重い仕事ではあるが、非常勤であれば週1回だけの勤務でもよいという募集もあり、家庭生活を充実させることができるだろう。